USD/JPY(ドル円)来週以降の予想

USD/JPY(ドル円)はあわよくば99円ミドルまで上がるかと思っていましたが99円から下落しました。

この動きは米財政問題に一応の決着がついたという事ですが問題を先送りにしただけですね。デフォルトを回避したのに何で下がるのと言うと、まぁ少々結論が出るまでに時間が掛かりすぎたというとこですね。解決の前までは明らかに買いの相場でしたがコレは楽観的な視点もあって値ごろ感のあるところでは買われていたり解決をある程度予想に織り込んで買いを仕込んだトレーダーが多数居たという事です。もしもっと早く解決していれば上昇の波が出来たかもしれませんが結果としては市場では買いポジションが膨らんでいたので一旦は上昇をしましたが大きな波を作るほどのパワー(新規の買い)が生まれず逆に買いポジションの利益確定売りが出たってとこです。『噂で買って事実で売る』とかいう市場の格言通りの展開ですね。

一応展開的には以前の記事で書いたとおりの予測の範囲にシッカリ収まっています。
※以前の記事『USD/JPY(ドル/円)買いですね。

99円までは上がるという予想に対しての下値ラインとして98円を下回るようなら注意が必要と書いてましたが、今は98円を下回った展開で少々方向感がぼやけてきています。

ちょっとドル円の週足を見てみましょう。

ドル円週足
参考チャート(MATRIX TRADER

上のチャートにはフィボナッチライン(白い線)と自分で引いたトレンドライン(ピンクの線)が引いてあります。

サポートとレジスタンスを引いたトレンドラインで解る通るローソク足の形はペナントを形成しているようなので上下いずれかのラインを上か下に抜けるとそれぞれ抜けた方向に進むと思われます。

フィボナッチラインなのですが一定期間の安値と高値から相場が何処まで戻るのかを予想するために引いたラインです。相場ってのは上がるにしても下がるにしても必ず何処かで戻します。その戻す時に何処まで戻すかってことなんですが、安値と高値の値幅から60%戻す場合や50戻す場合とか予想が出来るんですね。今だと2012/9/9~2013/5/19の安値高値を結んで60%戻す場合は93円ミドル、50%なら90円前半というところなのですが、2013/6/9に一旦60%戻してますから、今はあくまで上昇と考えるなら戻しはそこで終わっていて再び上がり始めるという妄想が完成します。

続いて日足を見てみます。

ドル円日足
参考チャート(MATRIX TRADER

ハッキリ言うと日足では売買の明確なポイントはないです。完全に横ばい状態なのでストキャスティクスなどのオシレーター系の指標で逆張りトレードでしょうか。

一応、過去の記事で書いてる通り私は上昇で予想してます。8時間足での分析で買いサインが出たと言ってから売りサインが出ていないので一旦調整気味に下げては居ますが次の売りサインが明確にでるまでは弱いながらも今は上昇相場であると判断しています。

売買の方針としては下げたところで買って上がったらすぐ売る。チャートに赤い太線は200日線ですが前回反発したポイントです。現在はペナントを形成しているので再び同じポイントで買おうというトレーダーは多いと思います。ですから97.2以下のポイントでは買いを入れて行きたいなと思います。損切りのポイントはチョット悩みますね。96.5円付近でも良いのですが直ぐに押し戻される可能性はあります。96円を割れる水準が損切り目安ですかね。

 

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